学校長あいさつ

自然豊かな「アオバズクの里」

せんだんにやってきたアオバズク

 田代小学校の校庭には,野鳥の木と呼ばれる大きな「せんだん」(推定樹齢140年)の木があります。その木に,晩春の4月頃アオバズクがやってきて卵を産み,ヒナをかえし,初夏にはヒナが巣立ちをしていきます。盛夏には,たくさんの葉を茂らせ,校庭の真ん中に心地よい木陰をつくってくれます。子供たちは緑陰読書,地域の方々はグランドゴルフの合間のひと時をせんだんに見守られながら過ごします。晩秋には,黄色く色づいた葉が,学校全体に趣を添えてくれます。晩冬には,たわわに実った実が,多くの野鳥を呼び,さながら鳥の合唱を聞いているようなにぎやかな時間が流れます。 田代小学校は,そんな四季折々の風情を魅せてくれる大自然に囲まれた,心身ともにのびのびと子供たちを育んでいける豊かな学校です。令和2年度,田代小学校は7名の子供たちと9名の教職員(兼務1名含む)でスタートしました。学校の規模は小さいですが,どこにも負けないくらい「大きな学校」をめざして,子供たちは元気いっぱい毎日の学校生活を楽しんでいます。たけのこ堀り,マテ貝採り,川遊び,椎茸栽培,米作り(あくまき作り,もちつき),野菜作りなど,年間を通して自然豊かな田代でなければ体験できない学習をたくさんしています。また,一人一人の実態に応じた個別の学習指導が行われ,各種学力調査等でも諸平均を大幅に上回るなど,子供たちは基礎学力を確実に身に付けています。さらに,「新聞等一人一掲載」「各種コンクール一人二受賞」をめざし,子供たちの無限の可能性を積極的に伸ばしていく活動にも取り組んでいます。

校訓「かしこく やさしく たくましく」

 田代小学校の校訓は「かしこく やさしく たくましく」です。本年度は,次ような子供たちの姿をめざして取り組もうと意気込んでいます。

 1 かしこく〔学力の向上〕
  ① 自分で考えて学習・生活できる子
  ② 目標をもち進んで学習できる子
  ③ 自分の考えを堂々と言える子
  ④ 時と場に応じた言動ができる子
 2 やさしく〔自他を大切にできる心の育成〕
  ① 他を思いやり助け合える子
  ② 礼儀正しく自らあいさつできる子
  ③ きちんと自分の責任を果たせる子
  ④ 動植物をかわいがり世話のできる子
 3 たくましく〔強く生きていける心の育成〕
  ① 夢に向かってねばり強く最後まで頑張る子   
  ② 進んで運動し心身を鍛える子
  ③ 常に健康と安全に気を付ける子
  ④ 汗を流し一生懸命働く子

「なる なる なる なる」田代小

高松川と学校の風景(左;春の風景 右;秋の風景)

 今年度も,『「なる なる なる なる」田代小』の言葉を胸にこの田代小学校の魅力を発信していきます。

 

通いたくなる 田代小

 子供たち7人。愛おしく,大切な子供たちです。集団での学びは十分でない部分もあるかもしれませんが,それ以上に「子供たち一人一人」を大切にします。いつの日か,たくさんの人に囲まれて過ごすときのために,それに負けないような「かしこく(学力) やさしく(気力) たくましく(体力)」を育みます。我が子を見守るような心で,預かった子供たちの成長に寄り添っていける。そんな田代小をめざします。

通わせたくなる 田代小

 よく「田代は遠い」とか「田代は寒い」とか,阿久根の海岸近くから来た方から言われることがあります。しかし,阿久根市内で空港に一番近い。鹿児島市にも入来越えをすれば近い。阿久根市内で一番便利なところだと思っています。15分もあればAZにも行けます。交通手段の課題はあるかもしれませんが,今年度もあきらめずに,特認生や山村留学生に来てもらえるように,ここ田代小の魅了を発信していきます。

立ち寄りたくなる 田代小

 辞任式の後に,地域の方がふと漏らされた言葉。
「学校応援団のみんなも,元気がなくなってきたな・・・。」
確かに地域全体が高齢化し,「学校に足を運ぶのも大変になったなあ。気持ちは前と変わらないんだけど。」というつぶやきが聞こえることも多くなってきました。できる範囲で構わない。地域の方々も無理をせず,学校に目を向けてくれるように,いろいろな手段で働きかけていきたいと思います。そのためには,まず学校を信頼していただくこと。配慮のない発言や姿勢は厳に,信頼されるような「接遇」を心がけていきたいです。もちろん,保護者の皆さんに対しても同じ気持ちです。

働きたくなる 田代小

 学校で働いている教職員が疲れ切って元気がないと,子供たちへの働きかけがいい方向にいくはずがありません。まずは,教職員が心身ともに元気であること。充実した教育活動の実現のためにも大切な要素です。今,世の中では,「働き方改革」についてが大きな話題になっています。田代小でも,いろいろなものを見直し,スリムで風通しのよい,それでいて決して教育効果が低下することのない学校の姿をめざし実践していきます。それぞれの立場で,いろいろな視点からいろいろなアイデアを出し合い,元気で活気のある働きがいのある,子供も教職員も生き生きとした田代小をめざします。